静岡県島田市の蓬莱橋で開催された「蓬莱橋竹あかりプロジェクト」は、15,897本の竹あかりが織りなす圧倒的な光景で、多くの人々を魅了しました。このイベントは、地域の温かさと協力が生み出す特別なひとときとして、参加者に深い感動を与えました。

「行こう厄なし」の想いを込めた15,897本

蓬莱橋の長さ897.4メートルにちなんだ「厄なし」をキーワードに、今年は「行こう厄なし」の語呂合わせで15,897本の竹あかりが設置されました。この数字には、コロナ禍を経験した後の、地域の強い「厄除け」への願いが込められています。

地域と環境に配慮した取り組み

竹あかりには、地元の放棄竹林から伐採された竹が使用されています。これは、竹の繁殖を防ぐ環境保護活動と、イベントの素材づくりを両立させた、SDGsに配慮した取り組みです。

地域が一丸となって創り上げる光のアート

当日は、ボランティアや運営スタッフが朝から手作業で竹を並べ、夕方からはLEDライトを設置。来場者も次々と作業に参加し、日没までに全ての竹に灯りを灯すことができました。この協力の様子は、まさに地域の絆を象徴するものでした。

感動の瞬間:竹あかりの点灯

朝から子どもたちも含めたボランティアや関係者が、一つ一つ竹を並べる気の遠くなるような作業に取り組みました。16時の点灯に向けて作業を進めましたが、間に合うかどうかという緊迫した状況でした。しかし、LEDのライトを一つ一つ竹に入れて灯りをともす作業に、興味を持った来場者が次々と加わってくれました。子どもたちも楽しそうに参加し、作業の輪が広がるにつれて、竹あかりの光も加速度的に広がっていきました。そして、点灯時刻にはすべての竹あかりが見事に灯り、蓬莱橋を幻想的に照らし出しました。

天の川のような光景

橋の上から見下ろす竹あかりの光景は、まるで天の川を眺めているかのような美しさでした。夜が更けるにつれて雨が降り始めましたが、それも情緒を添える演出となりました。色とりどりの傘を差した来場者たちが、雨にも関わらず途切れることなく訪れ、幻想的な光景を楽しんでいました。

若い世代の参画

地元の島田商業高校の生徒たちが、自ら考案した出店を展開。主催者が学校に何度も足を運び、事業のミッションやビジョンを伝えた結果、高校生たちの創造力豊かな参加が実現しました。

次回への期待

来年も開催が予定されている「蓬莱橋竹あかりプロジェクト」。竹あかりの飾りつけにさらなる工夫を加え、より多くの人々に感動を与えることを目指しています。また、大井神社との協力により、ご利益のある限定御朱印や御朱印帳の開発も進行中です。

アクセス情報

  • 最寄り駅:JR東海道本線「島田駅」から車で約15分
  • 駐車場:蓬莱橋897.4広場付近に臨時駐車場あり
  • 開催日時:令和6年(2024年)11月16日(土)、午後5時から日の出まで12

「蓬莱橋竹あかりプロジェクト」は、単なる光のイベントを超えて、地域の絆を深め、環境保護にも貢献する意義深い取り組みです。次回の開催情報は公式サイトやSNSで随時お知らせされますので、ぜひチェックしてください。静岡・島田市で幻想的な夜を体験し、地域の温かさに触れる新たな思い出を作りませんか?

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